Case20
「ハイパーカミオカンデの空洞掘削」が三賞同時受賞
2026年3月から6月において、当社が情報化設計を担当させていただいた「ハイパーカミオカンデの空洞掘削」(昨年7月に完了)が、国内3学会から技術表彰(一般社団法人資源・素材学会 学会賞(渡辺賞)、公益社団法人地盤工学会 技術業績賞、公益社団法人土木学会 技術賞)を同時に受賞いたしました。
一般社団法人 資源・素材学会 学会賞(渡辺賞)
日本の冶金学の発展に多大な功績を残された「故渡辺渡博士(日本鉱業会第3代会長)の意志にそって、資源・素材に関する技術の進歩に多大なる貢献をなした個人または団体に授与」(一般社団法人資源・素材学会ホームページより引用)されるもの。当社は東京大学宇宙線研究所、鹿島建設株式会社、三井金属株式会社、神岡鉱業株式会社、三井金属資源開発株式会社とともに受賞。

公益社団法人 地盤工学会 技術業績賞
地盤工学、地盤防災、地盤環境等の分野の進展に顕著な貢献をした技術が活用されたプロジェクトで、同技術が計画立案、調査、設計、施工、維持管理等に活かされた業績(公益社団法人地盤工学会ホームページより引用)に与えられるもの。当社は東京大学、鹿島建設株式会社とともに受賞。
公益社団法人 土木学会 技術賞
土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められるインフラの計画、設計、施工または運用やメンテナンス等の画期的な個別技術(いわゆる「ハード技術」のみならず、情報システム、マネジメント手法、ビジネスモデル、制度の導入等の「ソフト技術」についても対象とする)(公益社団法人土木学会ホームページより引用)に与えられるもの。当社は東京大学、鹿島建設株式会社とともに受賞。
ハイパーカミオカンデの地下空洞は、前例のない世界最大級の円筒型地下空洞(高さ:94m、内径:69m、土被り600m)であり、その地下空洞はドーム部と円筒部からなる三次元構造であるため、連続性の高い複数の不連続面が分布する地質条件に加え、高地圧・偏圧の影響を考慮した挙動予測と安定性評価の精度向上が課題でした。
当社は設計段階から掘削完了までを通して三次元逐次掘削解析を設計に適用するとともに、掘削の進行に伴って得られる地質情報や計測結果をもとに、逐次、空洞の挙動評価を行いながら設計を更新していく情報化設計施工を通して、不連続面に起因した複雑な挙動に対する予測精度の向上と支保設計の最適化を実現、このたびの掘削における安全かつ合理的な工事完遂に貢献したことをご評価いただきました。
当社は、このたびの工事で培われた最新の設計・計測・解析に関する技術を含む、「尖った技術」を活用し、今後も持続可能で安全・安心な社会の実現のために努力してまいりたいと思います。
(ご参考)
当社とハイパーカミオカンデについては以下もぜひ参照ください。
SDGs Case17世界最大規模地下空間 ハイパーカミオカンデへの貢献
https://www.tepsco.co.jp/sdgs/case7/index.html
SDGs Case16 東京大学より感謝状をいただきました
https://www.tepsco.co.jp/sdgs/case16/index.html

