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小野 緋呂美
建築本部
建築設計部
2020年度入社
創造理工学研究科 建築学専攻卒業
Q1. 学生時代の専攻や研究テーマ、現在担当している業務を教えてください。

学生時代は日本古代の倉庫建築を研究しており、古文書や絵図等の資料からその時代に建っていた倉を復元していました。現在の業務は研究とは離れていて、建築の意匠設計をしています。電力関係施設や研究施設、オフィス、寮など多岐にわたる用途の物件を基本計画から設計、工事監理といった様々なフェーズの業務を行っています。すべての業務において、お客様のご要望を一つの形にまとめていく意匠設計は責任も重大ですがとてもやりがいがあります。

Q2. 学生時代の知識・経験が今の仕事でどのように活かせているか教えてください。

縁あって100年以上前の水力発電所の保存調査検討を行ったこともあり、研究分野と近しい業務に携われたことがあります。その際は、学生時代に培った文献調査の手法や建築物の保存に関する知見を生かし、調査を進めていきました。

その他の設計業務でも電力関係施設や研究施設を担当する際は専門的な知識を要すので、その都度新しい知識を吸収する必要があります。そのための文献調査やヒアリングを行う際は学生時代に培った資料収集や知識習得のプロセスを業務に活かしています。

Q3. 挑戦しがいがあると感じた経験を教えてください。

私は入社1年目からデータセンターの計画・設計に携わっています。データセンターは膨大な電源や通信の安定が求められる施設なので機器の温度管理や電源構成が重要となります。そのため、建築では空調や電気といった設備設計が建築計画に大きくかかわってきます。意匠設計を担当している私は設備設計の知識が乏しく、最初は全くわかりませんでしたが、業務を進めていく中でエネルギーをいかに効率的に利用する建築を計画するかを考えることに意欲が湧いてきました。

現在、東電設計ではデータセンターの分野は成長段階ですが、将来的には全体をまとめる設計者として引っ張っていきたいと考えています。

Q4. 業務に取り組むうえで大切にしていることを教えてください。​

業務に取り組むうえで私が大切にしていることは「お客さまの想いを大切にする」ことです。我々技術者は、与えられた仕様の中でより良い価値を提供することが命題ではありますが、それはお客さまの「こういうことがしたい」という想いがあって初めて必要とされる技術となります。そのため、業務で迷ったときは社内での検討やお客さまとの対話はもちろん、お客さまが求めているものは何かと振り返ることを意識して業務に取り組んでいます。

Q5. 自己成長という軸で、当社の社風や働く環境について教えてください。

私は入社2年目で一級建築士を取得しました。試験勉強は約10か月程で、1年目の時よりも業務量は増えていましたが、勉強に集中する日と業務に集中する日を自身で管理しながら進めていきました。

フレックスを活用し、朝少し長めに勉強してから出社する日も作ったり、直前期は上司に相談し一週間程度の休暇をとるなどメリハリをつけられたのもよかったです。また、社内でも学科・製図ともに講習会があり同僚と切磋琢磨しながら学習できました。

就活生へのメッセージ

就職活動中は社会へ羽ばたく前の貴重な自己を見つめる機会だと思っています。今の世の中では様々な働き方や職種があり、自分にとって最良の選択をすることは一人では難しいと感じます。是非、この機会に色々な企業に出向き、たくさんお話を聞いてみてください。きっと皆さんにとってこれからの糧となる出来事があります。そして悩んだ分、自分で選択した道は必ず成長できる場所となります。

みなさんにとってそういった居場所が見つかることを心より応援しています。

SCHEDULE

9:30
出社、スケジュール確認
出社し、メールと一日のスケジュール・タスクの確認。
10:00
設計業務
優先順位の高いものから作業を行う。
締切りが近いものや確認に時間を要するものなど、優先度をつけて作業を行う。
12:00
昼食
食堂で食べてから、同僚と共創エリアで雑談。
13:00
打合せ
お客さまとはオンラインが主体ですが、直接、訪問する場合も。
終わったらすぐに議事録をまとめるように心がけている。
15:00
図面作成
業務ごとに、様々な図面を描く。
上司や同僚の方々と協力しながら設計を進める。
17:00
調査、企画資料の作成
お客さまからいただいたご要望を基に、最新のトレンドや土地の机上調査を行い、企画提案を実施。
19:00
退勤
早めに帰宅できる日は自宅でゆっくりと過ごし、明日に備える。