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高桑 駿
ジオフロント本部
バックエンド技術部
2019年度入社
工学院 環境循環システム専攻卒業
Q1. 学生時代の専攻や研究テーマ、現在担当している業務を教えてください。

<学生時代の専攻>
資源系専攻でした。とりわけ、「選別技術」を専攻していました。

<研究テーマ>
放射性セシウム含有土壌の減容化に関する研究をしていました。減容化の方法としては、放射性セシウムを含む鉱物のみを選択的に回収し、残りの土壌を再利用する方法があります。その成績を左右する要因の1つに土壌の粒子構造があると考えられていました。私は粒子構造が成績に影響を及ぼす要因を解明し、解決策を開発する研究を行っていました。

<現在担当している業務>
低レベル放射性廃棄物埋設施設の設計業務を担当しています。特に、浸透流解析を用いた降雨・地下水の施設への浸透水量の評価を担当しています。

Q2. 学生時代の知識・経験が今の部署でどのように活かせているか教えてください。

バックエンド事業(放射性廃棄物処分事業)は、顧客に寄り添って事業をワンストップで推進するオーナーズエンジのスタイルで取り組んでいますので、「地質・地下水↔施設設計↔安全評価」の3本柱により、計画~維持管理までの様々な業務に携わることができます。

また、地質学、地盤工学、岩盤工学、コンクリート工学、土質・基礎構造物設計、トンネル・地下構造物設計、耐震設計、施工計画・積算、地下水解析、化学劣化解析、熱解析等、幅広い分野の技術を身につけるチャンスがあります。さらに地質環境変化、材料劣化などの長期挙動評価や遮蔽計算・線量計算などの原子力工学の分野にも関わることができます。

Q3. 業務において困難を乗り越えた経験を教えてください。

入社2年目に初めて任された解析業務をやり切った経験です。解析業務を任せられるのは初めてだったため、不安とワクワクな気持ちが半々でのスタートでした。解析プログラムの扱いから、解析条件の策定、専門家へのヒアリング、社内・顧客説明などに目が回りながら取り組むも工程遅延が発生。それでも諦めずに工程遅延を取り戻すために自動化ツールの作成等による効率化に取り組みました。最終的には、遅延を挽回し、最後までやり切ることができました。さらに、お客様からは高い評価を得ることができました。

この経験を通して、達成感を得られたとともに、気が付いたら非常にたくさんの能力を身に付けていました。

Q4. 就職活動中の軸を教えてください。

エネルギーインフラに貢献するという軸を持っていました。私は東日本大震災を被災した経験やインフラ整備が整っていない国に滞在した経験から、普段の生活で当たり前と感じていた日本の充実したインフラやエネルギーは当たり前にあるものではないと認識し、インフラがいかに重要であるかを身に染みて体感しました。その経験を通して社会資本整備事業に強く携わることが出来る建設コンサルタントという仕事に軸を置いて就職活動をしていました。

建設コンサルタント業に対しては、「自分が出したアイディアが形になる」という点に対してもとても魅力を感じていました。

Q5. 業務に取り組むうえで大切にしていることを教えてください。

・自分の意見を持つ
・目的を明確にする
・仮説を立てる
・複雑なことはシンプルに置き換える
・解析データについては、工学的・物理的な意味を考える
・トレーサビリティを意識する
・なぜなぜ思考を持つ
・PDCA
・主体的に動く
・インプット過多にならないように気を付ける

就活生へのメッセージ

私が個人的に思うのは、“自分のキャリアを決めるのは、「どの会社に入ったか」ではなく、「会社に入ってからどう過ごすか」”です。

就活中、「この会社に入りたい!」という思いが先行してしまっている方をたまに見かけますが、個人的にはオススメしません。その会社に入った後、目的を見失うからです。大事なのは、「この会社に入ってこんなことをしたい、こんな人物になりたい、こんな働き方をしたい」という想いだと思います。

そのためにも、まずは自分の軸(業務内容、職場環境、福利厚生等なんでも良いと思います)を持って、就活に望むことが大切だと考えます。

皆さんの就職活動が成功するよう、心から応援しています。

SCHEDULE

9:00
メール対応、やることリスト作成
出社後、メールの確認・対応をした上で、その日にやる業務のリストを作成。
10:00
説明資料作成
お客さまに説明する資料を作成。
必要に応じて上司や先輩と相談し、資料のブラッシュアップを図る。
12:00
昼食
いつも自席で弁当を食べています。
たまに、同期や先輩と外でランチをすることも。
13:00
打合せ
最近はオンラインで実施することが多い。
この場で検討項目、方針、条件等についてお客さまより合意を得る。
15:00
文献収集
お客さまとの打合せの結果を踏まえて、必要な文献の収集・整理をして、解析条件に反映。
16:00
解析業務
解析ケースが多い場合には、適宜自動化ツールを作成して効率化を図る。
18:00
退社
当日のやることリストを消化し切れなかった場合には翌日以降のスケジュールを見直す。
残業をして挽回する場合も。