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社員紹介
学生時代は地盤工学を専攻していました。研究テーマは海成粘土の圧密です。現在は、原子力発電所内土木施設の耐震安定性検討業務を主に担当しています。巨大地震によって生じる地盤の液状化に対し、当該地盤周辺に設置された土木施設の耐震性を地盤-構造物の連成解析によって確認しています。
学生時代に学んだ土木に関する知識がすべて役に立っています。具体的には、解析用物性値の設定や照査といった細かい数値に関する箇所で知識を活用できている事や、土木的な感覚で解析結果や数値を捉える必要がある際にも役立っていると感じます。
専門である地盤工学はもちろんのこと、業務では地盤だけを相手にしていればいいわけではないので、構造力学やコンクリート工学の知識も必要になってきます。私はまじめな学生ではなかったので、もっと勉強しておけば良かったと常日頃考えています。
入社1年目の後半から原子力発電所の審査対応業務の一端を担当しました。解決しなければならない問題が山積みであった業務であり、慣れない解析作業に加えて、お客さまに解析結果の説明と新たな課題解決案の提案をする必要がありました。
また、時間も限られた業務であったため、入社間もない私にとって非常に大変な業務でした。しかし、山積していた課題を一つ一つ解決し、お客さまにもご納得頂きながら業務を進めていくことで、審査対応を完了することができました。
就職活動は建設コンサルタント会社を中心に行いました。発注者側だと扱うのは工程とお金になってしまい、建設会社だと暑い日や雨の日も外に出なければいけません。その点建設コンサルタント会社は空調の効いたオフィス内で勤務でき、地盤や構造物の強度や荷重といった具体的な数字を扱うことができます。
当社の良いところは“ゆるさ”だと考えています。“ゆるさ”といっても決してネガティブな意味ではありません。軍隊のような厳しい規律ではなく、各々の自律に任せられているという意味です。普段の業務をしっかりと進めれば、各自興味のある分野の研究活動等はある程度自由に行うことができるおおらかさがあります。
私はこの“ゆるさ”が他の土木系の会社にはない当社の魅力だと考えています。
自分の興味のある分野や得意な分野を活かせるように様々な会社を検討してみてください。また、会社を決めるとその会社の立地に応じて住む場所が決まります。その土地がその人に合うかどうかは、生活に関わる重要な事柄です。ぜひその会社の立地も含めて、様々な会社を検討してみてはいかがでしょうか。
皆さまが学んだ知識や技術が活かせる会社に入社できることをお祈りしております。
SCHEDULE
一日のタイムスケジュール
入力値の計算や解析結果の確認等。