電気設備設計

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電力会社の下で培ったトータルコーディネート力

東京電力グループの一員として、電力施設等の特殊建物や一般建物の電気設備設計をはじめ、太陽光発電、電気自動車(EV)用充電設備などの導入事業にも携わってきました。お客様のニーズにお応えしながら、建物特性に応じた電気設備計画を提案します。

電気設備

カーボンニュートラルと災害時対応を両立した電気設備計画

下記の技術導入により、カーボンニュートラルを目指しつつ、災害に強い施設を提案します。

カーボンニュートラルを目指して

カーボンニュートラルを目指して

カーボンニュートラルの実現にはZEB化、すなわち再生可能エネルギーの最大限の導入と徹底した省エネルギーを図ります。

●太陽光発電および蓄電池の設置
ZEB化のための太陽光発電導入のみならず、不安定な電力を安定して利用するため、または出力抑制実施時の損失を軽減するため、あるいは災害時の電力として利用するため、蓄電池の設置を検討します。

●超高効率変圧器の導入
超高効率であるだけでなく、その施設に過不足のない容量で、かつ、施設の稼働状況に適した変圧器を選定します。
※:オフィス等のような通常の営業時間帯の稼働、データセンター・工場のような24時間連続稼働など

カーボンニュートラルを目指して

● LED照明・照明制御(昼光・人感・画像センサー等による制御)
効率のよい器具の導入に加え、必要な場所・時間のみの点灯を人の手を煩わせることなく、また快適な視環境を損なうことなく実現します。

● EV車用充電設備・V2B(vehicle to building)の導入
日本政府はカーボンニュートラルを目指す取り組みの一つとして、2035年までに乗用車新車のEV車100%の実現を掲げています。EV車用充電設備はビルなどからEV車の蓄電池に給電・充電する一方通行のシステムですが、V2BはEV車とビル間相互に電力を供給することができます。
V2Bではビルの電力消費ピーク時にEV車の蓄電池から給電する「ピークカット運用」によって契約電力、ひいては電力料金の削減が可能です。更に、直流の電気を交流に変換するパワーコンディショナを備えれば、災害時にビルやマンションへの給電も可能になります。

災害に強い施設

電源の多重化
●建物規模や重要度等に応じた受電方式の選択
電力会社からの受電方式には、いくつかの種類があります。
※:受電方式の種類:本線予備線受電・ループ受電・2~4回線スポットネットワーク受電
本線予備線受電方式では回線を2つ用意し、一方が故障した際にもう1つの回線に切り替えるため停電が生じません。
ループ受電方法は他の需要家と回線を接続して環状構造を作って2方向から常に受電(2回線受電)する方式です。
その他、3つ以上の回線を用意する方法もあり、建物施設や重要度に応じて受電方式を選択して、停電のリスクを最小限に抑えます。
さらに、災害時に電力供給を途切れさせないためには

・非常用発電機の設置
・蓄電池の設置


も併せて検討します。

高品質なデータセンター構築のための電源システム

データセンターの電気設備計画においては、災害時にも電源供給をストップさせない高信頼性とともに、地球環境への配慮が求められます。

冗長性の高い電源システム

冗長性は、データセンターの信頼性を評価する上で非常に重要な要素です。
データセンターは24時間稼働のため、停電時、機器の故障時、メンテナンスによる機器停止時にもサーバーへの給電が途絶えないよう、電源システムを冗長化します。具体的には予備機の設置、機器間配線の二重化などです。
ただし、常時は使わない予備機の設置はコストの増加につながるため、施設の重要度・グレードに見合うよう、適切に冗長性を検討します。

【機器の冗長構成の例】
 常用機 N 台+予備機 1台( N+1 冗長構成 )
 常用機 N 台+予備機 2台( N+2 冗長構成 )
 常用機 N 台+予備機 N 台(2N 冗長構成 )

高効率機器の導入

データセンターの消費電力は莫大ですが、徹底した省エネルギーを図り、ランニングコストを低減します。
変圧器、UPS(無停電電源装置)等には高効率の機器を選定します。

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