円形自立山留め工法
- 設計
直径100mを超えるような
大平面において
円形山留め架構を採用
新豊洲変電所は、変電機器設備を収納する地下変電所です。山留め壁内径144m、地下掘削深さ29.2mの大規模地下掘削工事に円形自立山留め架構を適用しました。100mを超えるような大平面での事例はこれまでにありませんでしたが、大規模円形自立山留めの等側圧荷重時および温度荷重時の挙動解析方法を提示するとともに、実施工の大規模円形自立山留め実挙動を解析的に検討・評価しました。
円形山留め架構にする
ことでコストと工期を削減
円形山留め架構は、土圧・水圧などの荷重を、山留め壁コンクリートの円周方向圧縮軸力として処理できるため、切梁・地盤アンカーなどの補助架構を用いずに大深度・大規模の地下掘削工事が可能です。本工法によって、当初計画であった矩形から円筒形にすることができ、コストと工期を削減することができました。