「トルコ国電力地中送電線設備に関するワークショップ」の開始について
2025年 09月 29日
東電設計株式会社
東電設計株式会社(代表取締役社長:窪 泰浩)(以下、「当社」)は、トルコ国営送電会社(Turkish Electricity Transmission Corporation: TEIAS)およびトルコ国中東工科大学(Middle East Technical University: METU)からの委託を受けて、電力地中送電線設備に関するワークショップ(意見交換・設備視察等)を開始しました。
トルコ共和国は、日本同様、大規模地震が頻発する地震国ですが、大きな振動や液状化などにより、電力設備の被害がたびたび発生します。2023年2月6日に発生したトルコ・シリア大地震においても、送変電設備等の被害が報告されており、トルコ国内の送変電設備を一括所有・運営する、トルコ国営送電会社(Turkish Electricity Transmission Corporation: TEIAS)は、地震に強い電力設備の計画やその設計などの耐震化における今後の方針を検討しているところです。
今回、地震災害に強い日本の電力設備に関する知見を深め、トルコの電力設備へのフィードバックを行うことを目的に日本訪問を企画し、本日よりTEIAS・METU合同ミッション(計11名)が当社および東京電力パワーグリッド社を訪問し、意見交換・設備視察等を行っているものです。
当社は「“Engineering for The NEXT” 持続可能で安全・安心な社会のために、尖った技術と総合力で明日を拓く」をミッションとし、東京電力グループの一員として長年培ってきた高度な技術力と豊富な経験を十分に活用し、上記目的達成のため努力してまいります。
(別紙)
「トルコ国電力地中送電線設備に関するワークショップ」概要
1.業務期間・対象地域
- 2025年9月 ~ 2025年11月(予定)
- 日本での意見交換・設備視察箇所は、東京、千葉および大阪(9月29日~10月3日)
2.実施体制
- 東電設計株式会社、東京電力パワーグリッド社
3.ワークショップの目的
- トルコの地中線設備の強靭化に向けた設備計画・設計等に関する日本の知見の共有および意見交換。
4.主な活動内容
- 電力地中線設備の計画、調達、工事監理、保守等に関する意見交換
- 地中線を含む地下構造物の視察
- 地中線設備の液状化・振動対策に関する本邦技術の紹介
- 上記項目に関する報告書作成
5.その他
-
トルコ共和国位置図 -
初日の意見交換風景(当社内会議室)
以 上
<本件に関するお問い合わせ先>
東電設計株式会社 広報室 070-8830-0420(直通)